独身の女性には本音と建前があります。これは、裏表のある人間というわけではなくて、どうしても本音と建前を持っていなければ、日常が過ごしにくいから。
では、独身の女性はどのような本音と建前を持っているのでしょうか。一緒に考えていきましょう。
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「自立をしたいから結婚はまだしない」
自立をしたい気持ちをよく口にする女性がいますが、これが建て前の場合もあります。結婚=自立をしていないわけではないことを、女性は自分では気が付いているはず。でも自立をしたいと言えば、結婚から遠くなってもこれが建前になるのです。
「なるほど、自立をするまでは結婚しないという考えもあるね」と人から思われたい気持ちもあるので、自立をしたいから結婚はまだ考えていないと言葉で言う場合も。でも心の中では、自立なんて本当に出来るの?という不安があったり、私はまだ自立が出来ていないのかな…と自信が持てなかったりします。
でもこれを誰かに言うと、弱みを見せているようで言えないままでいるのでしょう。
「結婚は二人だけの問題じゃないから」
これを言われると、男性としてはもうしばらく結婚を待とう…と仕方なく思うものです。女性としてはこれを言えば、男性との結婚を先延ばしに出来る思いもあるでしょう。でも本音としては、結婚したら相手の両親や親戚ともうまくやっていかなければいけない…。そんな大変なこと出来るのかなと思う気持ちがあるのです。
「お互いの両親や親戚のことをもっとよく知っていったうえで、結婚に向けて進めていきましょう」と言いながらも、自分では本当にそれが出来るのか、内心はハラハラする気持ちもあるのです。
相手が自分の両親と仲良くしてくれても、自分は相手の両親と仲良くやれるか分からないと思うと、建前では二人の問題じゃないからしっかり考えながら進めようと言いながら、心では逃げ出したくなるような思いもあるのです。
「お金では買えないものがあるから」
年収よりも大切なものがあると言う女性でも、年収が大切という思いはどうしても持ってしまいます。年収ばかり気にしているように見せると、男性が引いてしまうので出来るだけ見せないように努力をするでしょう。
でももしも共働きをするとしても、相手の年収はとても気になるもの。いつ自分が働けなくなっても安心出来るような男性の方がいいと思うのは、当然のことなのです。でもお金では買えないものを大切にしたいと伝えれば、男性としては「いまどき、こんなにピュアな女性がいるんだ」と感動するでしょう。
本当はお金をかなり大事と思っても見せないようにした方が良いのは、女性としては十分理解をしているのです。
「年齢を重ねても素敵な女性はずっと素敵」
年齢を重ねても素敵でいたいと思うのは、女性として当然のことですよね。でも結婚をしていない状態でこれを言うと、結婚しないまま年齢を重ねたことに対しての建前のようにも思われてしまうのです。
本音としては、結婚しないまま年齢を重ねてしまった…まずいなぁ…と思うような場合もあるでしょう。でもこのようにして年齢を素敵に重ねていると自分なりに言えれば、救われる面もあるのです。
この本音を男性が理解してくれれば良いのですが、あまり理解をしてくれないケースが多いでしょう。
「結婚したら失うものが多い」
結婚したくないと思うからこそ、こういうセリフが出るのですが、これを言うのは結婚が出来ない状態を自分なりに理解しているからなのです。やむを得ず建前として言っている場合もあるでしょう。「結婚したら失うものが多いから私は結婚しないの」と独身の女性が言えば、なるほどそういう考えもあるなと人から思われるでしょう。
そのため、なぜ結婚しないの?と質問をされた時の建前の答えとして、これを用意している女性は案外多いのです。「失うものの多さを考えると結婚をためらう」と言えば、とてもかっこいい女性のようにも思われるでしょう。
でも本音としては、結婚したいけれどなかなかできないと思っていたり、理想の相手に出会えないなぁと思っていたりするのです。建前は自分を守るとても大切なもの。これを用意しておくのも、独身の女性としてはとても必要なだと思っているのです。
まとめ
独身の女性の本音と建前はこのように違う場合が多いです。でもこれは女性がずるいからではなくて、自分を守る術として必要不可欠なもの。こちらの気持ちも知らずにきついことを言ってくる人間から、自分を守るには建前も必要なのです。
自分が一番自分を守れる、逆に言うと自分を守ってくれる相手がいない場合もあるのです。そういった中で、女性は賢くしたたかになるように自分で工夫をしている面も。これをしなくても済むようになれれば、自分らしさをもっと素直に出せるようになるでしょう。
少し時間が経てば「あの頃は本音と建前で生きていたなぁ」と懐かしく思えるような時もきっと来るはずです。